■7月30日/明治安田生命J1第23節 浦和レッズ 3-1 川崎フロンターレ(埼スタ)
浦和レッズが今シーズン初となるJ1リーグ3連勝を達成した。
多くのトップチーム選手に新型コロナウイルス陽性反応が出ており、野戦病院と化した川崎フロンターレを埼スタに迎えたこの一戦。相手はベンチメンバーが既定の7人に満たず、5人のみ。そのうち3人はGKという異例の事態のなか試合が行われた。
ゲームはいきなり動く。キックオフから押し込み続けた浦和は4分、ペナルティエリア右からのダヴィド・モーベルグのクロスに伊藤敦樹が頭で合わせてゴールイン。開始早々リードを奪うことに成功した。
すると、今度はその伊藤のアシストによって追加点。隙を見て前線に駆け上がった背番号3は、ペナルティエリア手前で体勢を崩した松尾佑介から発生したこぼれ球に反応し、松尾にリターンパスを送る。このパスを受け取った松尾がエリア内中央から右足を振り抜き、ネットを揺らした。背番号11はこれでリーグ2戦連続弾となっている。
2点のリードを得たホームチームは守備でも好パフォーマンスを見せる。相手アンカーのジョアン・シミッチに対してはマークを付けず、2トップの江坂任と松尾が背中でパスコースを切る形で管理。この守り方によって相手2CBにもまんべんなくプレッシングをかけることができ、2トップvs2CB+アンカーの数的劣位を無効化した。中央からの前進をほとんど許さず、タッチライン際での人に強く行く守備によってチャンスを撃墜していた。
何度か危険なシーンはあったもののGK西川周作のファインセーブもあり、2-0で前半を終えた。