■給水タイムでの前線交代で問題解決

 アドバンテージを得て折り返した入った浦和だが、後半のうち46~68分は良い時間を過ごしたとは言えなかった。SBが本職ではない橘田健人瀬古樹の2人ということもあって手探りでビルドアップを行っていた川崎に対し、徐々に前身の回数を与えてしまうようになる。

 ボールを奪ったとしても、空中戦で分の悪い松尾に対してなぜかロングボールを蹴ってしまいセカンドボールを回収され、延々と相手のターンにされていた。

 しかし、被決定機でのマルシーニョのトラップミスなどもあり、結果的に無失点のまま給水タイムへ。この時間帯を失点せずに乗り切ったのは、地味ではあるがかなり大きかった。

 そしてその給水タイムの間に、松尾を下げて戦線に復帰したキャスパー・ユンカーを投入。これによってCFへのロングボール問題も解決し、押し込まれる時間は少しずつ減少していく。

 しかし81分、代わって入った柴戸海がエリア内で橘田を倒してしまいPK献上。これを家長昭博に決められて1点差に詰め寄られてしまう。失点直後モーベルグに代えて安居海渡を送り出し、5-4-1にシステム変更して守りに入った。

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