■強気な姿勢と冷静な頭を備えた中心選手として堂々と振る舞った

 中国戦のスコアレスドローについて「ボランチの立ち位置が低いのではないか」と感じたという藤田は「ボランチをもう1列前にして、前に人数を掛けるようなフォーメーションに」なることで膠着状態を動かすことができるのではないか、と自身が出場した場合にもたらすことができる変化を口にしていた。

 韓国は守備一辺倒の中国とは異なり、出て行くかどうかの判断がよりシビアに求められたが、強気な姿勢を保ち続けた。大きなアピールでボールを引き出すと、プレーメーカーとして味方を動かすパスを供給した。

藤田譲瑠チマ 日本代表vs韓国代表(20220727)撮影/原壮史

 潰し屋とプレーメーカーの両方をボックストゥボックスでこなす20歳は、前線のプレスのかけ方をハッキリと要求したり、素早いリスタートを狙ってボールボーイに球出しを催促したり、と敵味方どちらの集中力に対しても敏感に反応していた。自身の冷静さがあってこその可能なことであり、強気な姿勢と冷静な頭を備えた中心選手として堂々と振る舞った。

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