J1はシーズンを折り返し、さまざまな動きが活発になっていく。選手の移籍も、そのひとつだ。夏からの巻き返しへの新戦力獲得、あるいは海外への飛躍と、選手の出入りが加速している。
去就が注視されていた男の行き先が決まった。清水エスパルスは、元日本代表MF乾貴士の加入を発表したのだ。
セレッソ大阪でエースナンバーと期待を背負いながら、試合中の態度でクラブとボタンの掛け違いが始まり、最終的には契約解除に至った。実力は折り紙つきながら、和を貴ぶ日本で、その去就は不安視されてもいた。
フリーの立場でファジアーノ岡山の練習に参加していたが、最終的にはJ1残留を争う清水が獲得に手を挙げた。現在17位と降格圏からの脱出を目指す清水と、自身の力を再び示したい乾。ともに「巻き返し」への戦いが始まる。
ここでは、清水までの東日本9クラブと、磐田以西の西日本9クラブに分割しつつ、5月以降にJ1クラブから正式発表された移籍動向をまとめた。画像でポジションと名前の間にある「完」は完全移籍、「期」は期限付き移籍、「復」は期限付き移籍からの復帰、「昇」は下部組織からの昇格を表す。「新」は高卒、あるいは大卒の新人選手。ポジション名の背景がピンクの選手は、今回新たに情報を更新した選手。