■誰と組んでも右サイドの脅威に
代表でいいプレーを着実に積み重ねている山根は、言うなれば多機能SBだ。大外から正確なクロスを供給でき、ハーフスペースで受けてゴール前に侵入するか、あるいは、ラストパスの供給によって決定機を演出できる。さらに4-3-3の右IH、右WGとの3角形の一員としてビルドアップから崩しまで関与することも可能だ。
これまで代表右サイドでは伊東純也や堂安律、久保建英たちとコンビを組んできたが、彼らの良さを引き出しつつ自身の強みも発揮。誰と組んでもパフォーマンスレベルは高く、チームに大きく貢献してきた。酒井宏樹、長友佑都にも引けを取らないプレーを見せているこの28歳のDFがカタールW杯でスタメンを勝ち取っても、何ら不思議ではない。