■今の東京の試合の魅力は?
アルベル監督は土曜日にテレビでアルビレックス新潟の試合を見たという。
「素晴らしいプレーをしていた。同じプレースタイルで3シーズン目を迎え、自信を持ってプレーできるようになったからこそ、今継続的に良いプレーができている」と古巣の試合ぶりを讃えた彼が言わんとしていることは、ベースを構築できればそうなれる、ということであり、それには相応の時間がかかる、ということだ。
プロジェクトを進めていく過程の上手くいかない時でも、ベストを尽くして勝利を手に入れようとすることができる選手たちがいる。きっと彼らが、完成形になった時にチームの中心を担うのだろう。今の東京の試合の魅力は、上手く進んでいる時に楽しい未来予想ができる、というだけでなく、上手くいかない時にも“予感”が漂う瞬間があることだ。
■試合結果
FC東京 2―0 ジュビロ磐田
■得点
35分 木本恭生(東京)
14分 渡邊凌磨(東京)