■6月度MVPで弾みをつけて合流

 横浜FMのユースから2008年にトップチーム昇格を果たした水沼だが、実は苦労人だ。プロ入りするも出場機会が限られており、2010年7月にJ2の栃木SCへ期限付き移籍となった。ロンドン五輪を見据えての移籍だったが、先述したように五輪出場はかなわなかった。2012年にはサガン鳥栖へ期限付き移籍し、翌年に完全移籍となった。

 その後はFC東京、セレッソ大阪を経て、2020年に10年ぶりに横浜FMへ復帰。今季の水沼は絶好調で、ここまで公式戦27試合に出場5得点8アシストを記録している。6月度のJ1リーグ月間MVPを受賞し、弾みとつけてA代表に合流することとなった。

 プレーだけでなく、その明るい性格でもチームに貢献をもたらすことができる水沼。森保一監督の心もきっとつかむはずだ。

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