■ブレントフォード退団

 2020年1月からインテルでプレーしていたエリクセンだったが、ここでEURO世界中から注目されることとなる。EURO(欧州選手権)2020での試合中に、なんと、心停止で倒れてしまったのだ。その治療の一環で植え込み型除細動器(ICD)を装着することになったが、イタリアの規定でICDを装着してのプレーは認められなかった。そして、2021年12月にインテルを退団することに。

 その後、2022年1月にプレミアリーグのブレントフォードとシーズン終了までの半年間の契約を締結。昨季は11試合に出場1得点4アシストを記録した。契約満了となりフリーとなっていたが、ついにメガクラブへ移籍。することとなった。

 実は、マンUを率いるテン・ハーグ監督とエリクセンはアヤックスにおける縁もある。エリクセンはアヤックスのユースからトップチーム昇格を果たしてプロ入りした経歴を持っており、テン・ハーグ監督は同クラブを5シーズン率いていた。在籍時期はかぶっていないが、エリクセンは古巣を率いる指揮官の姿を見ていたという。

 心停止から復活を遂げ、マンUの一員としてプレミアリーグでプレーするエリクセンの今後が非常に楽しみだ。

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