■南米年間最優秀選手

 現在22歳のアルバレスはリーベルの下部組織から2018年にトップチームへ昇格。同年のコパ・リベルタドーレスカップで優勝すると、2018年のFIFAクラブワールドカップに出場を果たした。3位決定戦でJリーグの鹿島アントラーズと対戦した際には、先発出場。背番号9を背負って、1アシストを記録した。この試合は、リーベルが4-0で圧勝している。

 アルバレスは、アルゼンチン代表の五輪出場権獲得にも貢献。しかし、すでにA代表としてもプレーしていた同選手はコパ・アメリカに出場するため、東京五輪行きは断念せざるを得なかった。そしてリーベルでの活躍ぶりに目がつけられ、世界最高峰のクラブ・マンCと5年半契約を締結することになった。アルゼンチンの今後を背負っていく逸材でもある。

 アルバレスのポジションは、CFまたはウィング。足もとの技術とスピードを持ち合わせた選手だ。今季はリーベルで公式戦24試合に出場17得点6アシストを記録した攻撃力は魅力的で、自らゴールを決めることも、味方を活かすこともできる。2021年には南米年間最優秀選手を受賞したこの逸材FWは、プレミアリーグで世界を驚かせることができるだろうか。

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