■等々力競技場が大きくどよめく!
あんたが大賞では、通常、川崎市内の商店街などから当該選手に副賞が送られる。たとえば6月25日の磐田戦では「トマト」(勝利しなかったため、選手全員)だった。
ところが、家長に送られたのは高級焼き肉店『叙々苑』のお食事券10万円分だ。まさかの副賞に、等々力でこの日、1番、2番を争うどよめきが生まれた。6月18日の札幌戦でも「お食事券5万円分」が出たが、叙々苑というパワーワードと10万円という数字に、川崎サポーターも声を出さずにはいられなかった。
あんたが大賞と叙々苑のお食事券をWで受賞した家長だが、その後、サポーターの前を歩く際にはうれしさの感情を封じ込んだ“ポーカーフェイス”で歩いていた。あれほどのゴールを決めても動じない背番号41のメンタルの強さが、首位を追いかけるチームをけん引するはずだ。