後藤健生の「蹴球放浪記」第118回「SARS大流行直前の香港を歩く」の巻(1)「クラスター前夜」の空港到着の画像
亜洲盃初賽(アジアカップ予選)香港大会のADカード 提供/後藤健生

 新型コロナウイルスは、世界中に大きな混乱をもたらした。日本も大きなダメージを受けたが、蹴球放浪家・後藤健生は20年ほど前の中国でのパンデミックに「ニアミス」していた。もしかしたら、歴史が変わっていたかもしれない「出会い」があった。

■今回と同種のウイルス

「声出し応援解禁か」と浮かれていたら、どうやら新型コロナウイルスの感染が再拡大したようで新規感染者数が急増しています。

 感染拡大は日本だけでなく、ヨーロッパやアジア各国でも同じようです。7月下旬のE-1選手権を皮切りに、これからいくつもの国際大会が予定されていますが、はたして予定通りに開催できるのでしょうか?

 2020年以降に流行して世界全体で600万人以上が死亡したというこの恐ろしい感染症。その原因となったウイルスの正式名称は「SARSコロナウイルス2(SARSーCoVー2)」と言います(それによって引き起こされる感染症は「COVIDー19」)。

 2002年から2003年にかけて中国南部や香港を中心に流行して774人が死亡した重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こしたウイルス「SARSコロナウイルス(SARSーCoV)」と同種のウイルスだと考えられたため、こういう名称になったのです。

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