■声援は選手たちの力になる
こういうことができるのも、この試合が声出し応援の運営検証試合のSTEP2(前後左右1席空きで7000席まで)に選ばれたからだ。
声援は、梶浦のコメントにあったように選手たちの力になる。それだけでなく、試合後の「シャー」のように、互いの距離をより近づける、ということや、喜びや悔しさをより強く感じることになる、という側面もある。そして、それらと同等かそれ以上に「楽しい」というそもそもの部分がある。
6月11日に最初の検証試合として行われた鹿島vs福岡の事後アンケートでは『試合観戦の楽しさが増した』という回答が(※声出し可能エリアだけでなくスタジアム全体で)96%となり、声出しエリア外の来場者の71%が『自身も声出し応援をしたい』と回答した。かつての日常は、それだけの魅力を持っていた。