■ケシエを組み込んだフォーメーションは?
ケシエは4-2-3-1をベースとしていたミランで2CHの一角としてプレーしていた。新天地となるバルセロナは4-3-3を主に採用しており、アンカーにはセルヒオ・ブスケッツという絶対的な存在が君臨しているため、起用されるならIHのポジションだろう。ミランでトップ下で出場した試合が何度かあり、このポジションでの適正もあるはずだ。
2020/21年シーズンにはリーグで13ゴールを奪ったように、ケシエ自身も攻撃力のある選手だが、ペドリやガビといったボール保持の局面でより強みを発揮する選手をサポートするべく、やや守備的な立ち回りを求められる可能性がある。かつてバルセロナで活躍したコートジボワール代表の先輩であるヤヤ・トゥーレのように、長いストライドと広いプレー範囲を活かしてスタメン定着を狙いたい。
昨季に途中就任し、見事チームを立て直したシャビ・エルナンデス監督の戦術的なサッカーに適応できるか注目だ。