今シーズンのセリエAベストゴールが6月25日に発表された。見事受賞したのは、ACミランのDFテオ・エルナンデスが決めたゴール。およそ90mにわたる独走弾が話題になっている。
■自陣PAから敵陣PAへ
ベストゴールに輝いたテオ・エルナンデスの得点が決まったのは、5月16日に行われた第37節のアタランタ戦。ミランは56分にラファエル・レオンのゴールで先制していた。
1点リードしていた75分に、テオ・エルナンデスのゴラッソが炸裂する。自陣深い位置でドリブルされていたところをラデ・クルニッチがスライディングで防ぐと、ペナルティエリア手前でこぼれ球をテオ・エルナンデスが拾う。
フランス代表DFはここからロングドリブルを開始。丁寧なコース取りをしつつハーフラインを通過すると、徐々にスピードを上げてマークを振り切り、とうとう敵陣ペナルティエリア内へ侵入する。最後は左足を振ってゴール右下へと突き刺し、1人でカウンターを完結させた。自陣のボックスから相手のボックスまでドリブルで直通する驚異的なゴールだった。