6月24日に44歳となった横浜FCの元日本代表MF中村俊輔。すると同日、中村がセルティック時代に決めた伝説のFKを、チャンピオンズリーグ(CL)の日本語版公式ツイッターが紹介。約16年前のゴラッソが再び話題になっている。
■赤い悪魔相手にFKを2戦連続で叩き込む
中村は、2005年7月にレッジーナからセルティックに加入。2009年7月までプレーした。
4シーズンの在籍期間のなかで最も有名と言っても過言ではないゴールが、2006-07シーズンに決めたCLでのFK2発だ。そのときの対戦相手は、2回ともマンチェスター・ユナイテッド。
1本目は、2006年9月13日に行われたグループステージ開幕節に決まった。1-2で迎えた43分、ペナルティアーク右手前でFKを獲得すると、中村は短い助走から素早い振りでシュートを放つ。ボールはゴール右へと綺麗に吸い込まれ、敵地オールド・トラフォードを沸かせた。結果は2-3で黒星となったものの、中村は鮮烈なFKで大きなインパクトを残した。
2本目は、2006年11月21日に行われた一戦で決めている。スコアレスドローで迎えた81分、中村はおよそ30mの遠い位置からFKを蹴った。またしても短めの助走から放たれたボールは、壁をギリギリのところで超えてゴール右へと一直線。ネットに突き刺さった瞬間にホームのサポーターが大きな歓声を上げている。そして、このゴラッソが決勝点となり、セルティックはユナイテッドに1-0で勝利を収めた。
この2本のFKを、CL日本語版公式ツイッターが「44歳の誕生日おめでとう、日本のレジェンド中村俊輔!」というテキストともに投稿すると、1万件以上のいいねが付けられている。さらには「俺らの誇り」や「最高だぜ」など、日本人ファンから多くのコメントが寄せられた。