【川崎フロンターレ】磐田と手痛いドロー! 大島僚太が2戦連続躍動で「“らしさ”を見せた好調時のゴール」も「指揮官が危惧したアクシデント」で勝点2がスルリの画像
攻撃のリズムを作った川崎MF大島僚太の、ドリブル突破で攻め込んで倒された場面 撮影:中地拓也

■6月25日/明治安田生命J1第18節  川崎フロンターレ 1ー1 ジュビロ磐田(等々力)

 等々力にジュビロ磐田を迎えた川崎フロンターレは、谷口彰悟山根視来日本代表DFコンビで33分に先制。その後もチャンスを迎えたものの追加点は奪えずにいると、終盤85分にセットプレーから失点。勝点3を手にできたかと思えた試合で、引き分けという結果で終わってしまった。

 優勝争いをするうえではもちろん、精神的に厳しい結果となった。6月22日に行われた天皇杯第3回戦では、同じ等々力でJ2東京Vに完封負け。カテゴリーが下の相手の前に、タイトルを一つ失うこととなった。それから中2日のこのゲームは、仕切り直しの勝利が求められる試合だった。

 少なくとも、前半45分は“川崎らしさ”をピッチで表現することができた。その中心は、大島僚太だ。6月18日のコンサドーレ札幌戦で復帰するやチームに攻撃のリズムをもたらした10番は、この試合でもアンカーで先発。巧みな位置取りとタッチでボールを循環するだけでなく、縦パスや意表をついたパスでゲームを動かした。鬼木達監督がこの試合を前に語っていた「アンカーではボールを多く触ってほしい」というイメージ通りのプレーを体現していた。

 そんないいリズムの中で先制点が生まれた。大島からボールを受けた谷口が、相手の裏に浮き球のパス。それに反応した山根がペナルティエリア内でダイレクトで合わせたのだ。

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