■3発快勝で首位堅持! 新潟にまたも若き力が台頭!
6月18、19日に行なわれたJ2リーグ第22節。ベガルタ仙台が横浜FCに敗れた翌19日、首位のアルビレックス新潟はブラウブリッツ秋田を3対0で下した。
勝負強さを見せつけた。15分、MF本間至恩のトリッキーかつ高難度のクロスから、MF松田詠太郎がヘディングシュートを決めて先制する。
試合はそのまま1対0で推移し、秋田のロングスローに苦しめられる時間帯もあったが、最終盤に試合を動かす。90分に本間のアシストからシマブク・カズヨシ、90+2分にシマブクのアシストから伊藤涼太郎が得点を決めたのだった。
新潟はイッペイ・シノヅカが長期離脱中で、三戸舜介がUー21日本代表に招集されている。そのなかで、リーグ戦2試合目の出場となった大卒1年目のシマブクが、1得点1アシストの活躍を見せた。
「やっと決められたので、すごい嬉しかったです、今日は途中交代だったし、(これまで)試合に絡めていなかったので、やっとここで結果を残せたので良かったです」
アシストは得意のドリブルからだった。自陣から70メートル強を運び、伊藤にラストパスを送った。
「自分はドリブルが長所なので、前にスペースがあったので、仕掛けるしかないと思って前に運んで、相手を引き寄せて遼太郎くんがフリーになったので、パスを出すだけでした」
新潟の2列目はこの日先発した高木善朗、本間、松田の3人に加え、伊藤、シマブク、三戸、さらには小見洋太とタレントが豊富だ。松橋監督の積極的な選手起用が、チームを底上げしている。
また、秋田戦ではCB舞行龍ジェームズが、5試合ぶりに先発している。攻守にメンバーが整い、クラブ新記録となるホーム10連勝を達成した。
次節は2位・横浜FCとのアウェイゲームだ。J1昇格争いを左右する一戦だが、松橋力蔵監督はいつもと変わらないスタンスを強調する。
「首位を争う相手との対戦ということではなく、我々はつねに目標をつかむために戦っている。そこはブラさずにしっかり戦っていきたい」