【明治安田J1リーグ 第17節 浦和レッズvs名古屋グランパス 2022年6月18日 19:04キックオフ】
それをわかりやすく体現していた1人が大久保智明だ。
右サイドのアタッカーとして起用された大久保は、攻撃ではサイドだけでなくインサイドに入ってボールに絡み、2人に挟まれても果敢なドリブルで前を目指した。サイドで対峙した相馬勇紀の股を抜いてみせたり、中で稲垣祥に寄せられても前への勢いを失わなかったり、とどこでボールに絡んでもチャレンジする姿勢を見せた。インサイドでそういうプレーを見せたことで、センターバックのショルツとサイドバックの宮本が1列上がってサイドバックとサイドアタッカーのような関係で攻撃に厚みを加えることもできた。
ショルツは「ビルドアップで相手を引き出し、シャドーにスペースを作ってそこにボールをつける、ということも行ったが、トモ(大久保)が非常に良かった」とその働きぶりを讃えた。