J1リーグ第17節 川崎フロンターレ―北海道コンサドーレ札幌
6月18日(土)|19:00 等々力陸上競技場
川崎フロンターレの3連覇に「黄信号」が灯りかけている。決して、大げさな言い方ではないはずだ。
川崎の過去4度のリーグ優勝において、連敗はなかった。2018年には第5節から負けと引き分けを繰り返して4戦未勝利ということはあったが、まだシーズン序盤だった。
現在の川崎の連敗は、残留を争う湘南ベルマーレと、昇格1年目の京都サンガF.C.に喫したもの。昨季からの戦力低下がささやかれる中、シーズンを折り返そうというところで、不安がまざまざと結果に出てきてしまった格好だ。
現在、首位の横浜F・マリノスを勝点1差で追っている。1節で首位返り咲きを果たせる状況ではあるが、もしも連敗を3に伸ばしてしまったら、そのまま崖を転がり落ちる危険性も秘めている。
相手は大敗が続いた北海道コンサドーレ札幌だが、川崎にとっては正念場となる一戦。勝負どころを見極め、ものにできるのも、真の強者の条件である。
■川崎フロンターレ
3位 勝ち点30 9勝3分4敗 20得点17失点 得失点差3
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
天○5―0 札幌大(H)
L●0-1 京都(A)
L●0-4 湘南(H)
L△0-0 鳥栖(A)
L○1-0 神戸(A)
【通算対戦成績】
H 14試合・12勝1分1敗
A 16試合・11勝4分1敗
計 30試合・23勝5分2敗
【直近対戦成績】
2021年 8月28日 J1第27節 ○2-0(A)
2021年 5月16日 J1第14節 ○2-0(H)
2020年11月 3日 J1第26節 ●0-2(H)
2020年 8月15日 J1第10節 ○6-1(A)
2019年12月 7日 J1第34節 ○2-1(A)
【今節のみどころ】
最後の公式戦は6月1日の天皇杯と、随分と試合間隔が開いた。しかも、その試合では多くの主力を休ませており、休養は十分といったところだろう。
一方、疲れて帰ってくるのが、日本代表として戦った谷口彰悟と山根視来だ。最終ラインの2人に負担をかけないよう、試合を支配したいところ。
ケガ人が出ていたが、チャナティップはそろそろ戦列復帰が近そうだ。リードしている楽な状態でベンチからピッチに送り出せれば、後半戦の巻き返しへの良いリスタートとなるだろう。