■遠藤を複数人で潰される場合の代替手段を見つけることは急務だ
全てがそうというわけではないだろう。守備面は、改めて新たな答えを探すということにはならないはずだ。冨安健洋は加わるはずだが、守備面での連携は、約束事の徹底で解決することができる。課題を乗り越えて、より良い答えになれる。
ただし、遠藤を複数人で潰される場合の代替手段を見つけることは急務だ。サイド攻撃だけではW杯のレベルを勝ち抜けないことは、ブラジルとチュニジアがはっきりと教えてくれた。久保のインサイドハーフというオプションをこの連戦で試したものの、その成立にはガーナ戦でそうであったようにバランサーが必要不可欠で、それが日本にとって世界トップレベルの相手と対峙した試合で現実的なのかは未知数のままだ。
国内組で臨むことになるE-1選手権と、9月の代表ウィークでその答えを見つけることができるだろうか。
■試合結果
日本 0―3 チュニジア
■得点
55分 モハメド・アリ・ベン・ロムダン(チュニジア)
76分 フェルジャニ・サシ(チュニジア)
90+3分 イサム・ジェバリ(チュニジア)