■6月14日/キリンカップ2022 日本代表 0ー3 チュニジア代表(パナスタ)
まさかの結果だった。日本は無得点、3失点、枠内シュートでチュニジア代表に敗戦。スタジアムに降る雨がより冷たく感じられるようだった。
しかし、対照的に熱を帯びたのがチュニジアサポーターだ。ゴール裏に国旗を掲げたサポーターは、時に大声を出し、歌を歌って選手を応援。当然、声出し応援はこの試合では許可されていないため、警備員やスタッフが注意したり、声出し禁止を呼びかけるプラカードを掲げることとなった。時間とともにその数は増え、異様なほどの警備員の人数となった。
試合終了後、そのテンションはマックスに達した。そして、サポーターの一部がピッチに乱入。選手の元へ走り寄ると、ユニフォームを要求したりした。すぐに警備員に連れていかれるも、続いて他のサポーターも乱入。正確な人数は分からないが、一人二人という人数ではないサポーターが観客席から飛び降りた。
中にはチュニジア国旗をはためかせながら、警備員を挑発するサポーターもいた。つかまえようとするスタッフから逃走し、ゴールにダイブ。そのまま、複数のSPに確保される姿もあった。ピッチに乱入した人の中には観客席によじ登ろうとした人もいたが、当然、それは許されず、スタジアムの中へと連れて行かれた。