6月1日に行われた天皇杯2回戦、浦和レッズvs福島ユナイテッドFC。この試合で決勝点となった浦和レッズMF明本考浩のゴールが話題になっている。
■華麗なワンタッチパスの連続
明本のゴールが生まれたのは0-0で迎えた47分。
岩尾憲が右サイドにサイドチェンジを送ると、これを受けたダヴィド・モーベルグがワンタッチで伊藤敦樹に渡して、さらに伊藤がワンタッチでモーベルグに返す。
その直後、モーベルグは江坂任とのワンツーで中央に侵入し、明本にダイレクトでパスを送った。ワントラップして前に置いた明本は、ペナルティアーク手前から左足を振り抜く。勢いよく放たれたボールはゴール左上へと突き刺さり、浦和が先制に成功。5連続ワンタッチパスから生まれたスーパーミドルであった。
結局、最後まで得点を許さなかった浦和が1-0で勝利。国内の公式戦10試合ぶりの白星をつかみ、次のラウンドに駒を進めている。
最近のJ1リーグでは得点力不足が指摘され、14位に沈む浦和だが、この勝利を皮切りに巻き返すことはできるだろうか。