【ＵＥＦＡチャンピオンズリーグ 決勝 リバプールｖｓレアル・マドリード ２０２２年５月２８日（日本時間２８：００キックオフ予定 ※トラブルにより約３５分遅延）】
攻撃を続けるリバプールはシュートを放つ機会もその時間に比例して多くなったが、そのほとんどはレアルの守備陣によってコースが限定されているものだった。
そんな中で２１分、サディオ・マネが仕掛けて低弾道の強烈なシュートをゴールの隅に放つ。しかし、またしてもＧＫティボー・クルトワが横っ飛びのスーパーセーブで守ってみせた。
レアルはシュートを１本も打てないまま前半を終えようとしていたが、４２分にカリム・ベンゼマがエリア内での溜めでリバプールのゴールキーパー、アリソン・ベッカーを手玉に取ると、中央へパス。走り込んできたバルベルデはファビーニョとイブラヒモ・コナテに潰されたものの、ボールはそこからこぼれ出て再びカリム・ベンゼマのもとへ。背番号９は冷静にネットを揺らし、レアルが初のチャンスで先制したかと思われたが、ＶＡＲによってオフサイドと判定されてノーゴールに。０－０で後半に突入した。
ゴールが生まれたのは５９分、フェデリコ・バルベルデが右サイドを上がって強いグラウンダーのボールを入れると、中央のベンゼマがスルーし大外のヴィニシウスがフィニッシュ。ダニエル・カルバハルがバルベルデを追い越す動きをしたことでリバプールの守備陣全員がバルベルデの方向を見てしまい、大外のヴィニシウスがフリーで動き出せた。そこまで不得意とされる守備でヴィニシウス封じに大きく貢献していたＴＡＡだったが、一瞬だけ見失ったところでゴールを決められてしまった。
