大方の予想をくつがえし、レアル・マドリードへの移籍ではなくPSGへの残留を選択したキリアン・ムバッペ。その興奮も冷めやらぬ中、英『ミラー』紙があらためてキリアン・ムバッペの新契約の内容を分析している。
■ムバッペの新契約
今回3年契約を結んだムバッペは、5000万ユーロ(約68億円)を年俸(=給与)として稼ぐこととなった。しかも今回の残留による1億8000万ユーロ(約241億円)のボーナスつき。さらには、彼の肖像権は今後100%ムバッペ自身のコントロール下に置かれるという。「史上最大の契約になる」と持ちきりであったレアル・マドリードへの移籍話を蹴るほどの好条件に見える。
■史上最高額の年俸は?
では、果たして今回のPSGでの年俸は史上最高額なのか?と言われれば決してそうではなく、バルセロナ在籍最終年度(2020ー21シーズン)のリオネル・メッシの年俸は実に7500万ユーロ(約100億円)であった。ちなみにこのメッシ、スポンサー料などを除いた純粋な生涯年俸(給与)は10億ユーロ(約1340億円)にのぼり、これは文句なしに歴史上最高額である(未払いも含まれているはずだが、置いておくとして……)。