■絶好調男対最強ＤＦ
そして３つ目のマッチアップは、ベンゼマ対フィルジル・ファン・ダイクだ。ベンゼマは今季絶好調。ここまで１５得点と得点王はほぼ確実だが、ＣＬ決勝では大記録がかかっている。これまでのＣＬでの１大会においての歴代最多得点は２０１３／１４シーズンにクリスティアーノ・ロナウドが記録した１７得点。リバプール相手では簡単なことではないが、ベンゼマはハットトリックを達成すればＣ・ロナウドの記録を塗り替えることができる。
それに立ちはだかるのがファン・ダイクだ。もちろん、同選手だけがベンゼマと対戦するわけではないが、世界最高のＤＦ対世界最高のストライカーの対決は大注目だ。ファン・ダイクがベンゼマに立ちはだかり、ゴールを許さなければリバプールの勝利は見えてくるだろう。
しかし、そのファン・ダイクには懸念がある。５月１４日に行われたチェルシーとのＦＡカップ決勝でファン・ダイクが膝を負傷。同２２日のプレミアリーグ最終節ウォルバーハンプトン戦で出番なしだったが、ベンチ入りを果たした。
このオランダ代表ＤＦはチェルシー戦以降プレーしておらず、試合勘が心配なところ。果たして、世界最高の盾対世界最高の矛対決をどちらが制するのだろうか。
