■オーストラリアで見せた川崎のコンビネーション
日本代表がカタールワールドカップの出場権を獲得したオーストラリア戦。試合終盤、山根視来、守田英正、三笘薫がうまく連動して決勝点を奪ってみせた。川崎に所属している、あるいは所属していた選手によるコンビネーションは、等々力競技場のピッチのようだった。
川崎の個と組織力は、世界でも通じることを示したこの場面から2か月強。川崎は、チャンスを作ることと決めることに、どうアプローチすべきか、岐路に立っている。最強チームゆえに代表レベルの選手が次々と抜ける宿命も抱えている。さらには、連戦の中で怪我人も出て、思うように戦えない状況もある。次のリーグ戦まで3週間近くある。この時間を利用して、今の苦境をどう脱出するのか。