【明治安田J1リーグ 第14節 ジュビロ磐田vs北海道コンサドーレ札幌 2022年5月22日 15:03キックオフ】
しかし85分、アクシデントが発生してしまう。ハイボールを処理した大谷が落下の際に肩を負傷。プレー続行が困難となり、ゴールキーパーが交代することになった。
ここで登場したのは中野小次郎だ。交代していきなりコーナーキックの処理にあたらなければならないという難しい状況となっており、磐田の選手たちにとっては点を取るならこのタイミングしかないという場面になったが、身長2メートルの大型ゴールキーパーはコーナーキックをセーフティーに弾き飛ばすと、それを拾われて入れられたクロスをしっかりとキャッチ。
突然の出番となったがこれで試合の波にしっかりと乗り、その後もコーチングとハイボール処理をこなしつつ、時間を使えるところはゆっくりと消化して勝利のホイッスルを迎えた。
サポーターのもとへやってきた中野は控えめなガッツポーズを見せると安堵の表情に。
リーグ戦での出場は昨年3月の神戸戦以来。その時は、前の試合でスタメンに抜擢されて浦和を相手に0-0で試合を終え、2試合連続で起用されていた。しかし、神戸戦ではアンデルソン・ロペスのハットトリックで3点のリードを得ながらも4失点で大逆転負け。反撃に出た神戸に球際で勝てなくなったことが最大の原因だったが、中野は以降再びセカンドゴールキーパーに戻ることになった。