■鎌田と長谷部の決勝での評価と貢献度
決勝で鎌田はフル出場、長谷部は５８分からの途中出場でチームの優勝に貢献した。英メディア『ＢＢＣ』は鎌田に対して「７．４９」の３番目の高評価。途中出場の長谷部も「７．３１」と評価されている。
さらにサッカーのデータを取り扱う『ＷｈｏＳｃｏｒｅｄ』は鎌田に「７．４１」、長谷部に「６．８８」をつけた。
驚くべきは２人のデータだ。フル出場の鎌田は決定機演出の「キーパス」を３本記録してチーム２位。そして鎌田のトータルタックル数はトップの４回。長谷部のタックル数は３回で２位タイとなった。両選手ともに守備でも非常に貢献度が高いことがわかる。
長谷部は今季のＥＬで７試合に出場。５試合にスタメン出場を果たしている。５試合でキャプテンマークをつけ、ＤＦの要としてフランクフルトの守備におおいに貢献していた。また、ベテランとしてチームを引っ張り、メンタル面での貢献度も高い。
そして鎌田は、今季のＥＬで大活躍を見せた。ＥＬ全１３試合に出場しスタメンは１２試合、５得点１アシストを記録。グループリーグでは３試合連続ゴールとチームの決勝トーナメント進出に貢献。
印象深いのは準々決勝バルセロナ戦と準決勝ウェストハム戦だろう。バルサとの２ｎｄレグでは３ゴール目をアシスト。あのバルサに勝利を収めたことで世界中の注目が集まった。さらに鎌田はウェストハムとの準決勝１ｓｔレグでも値千金の決勝ゴールを決め、チームの決勝進出に貢献した。
両選手ともにしっかりと試合に出場し、攻守において貢献。日本人２選手の今季のＥＬでの活躍は凄かった。鎌田はＥＬ優勝を手にし、５月２０日に発表される日本代表へ復帰を果たすことができるだろうか。
