今季のラ・リーガ王者レアル・マドリードがレバンテに大勝を収めた。ラ・リーガ第36節、レアル対レバンテが現地時間5月12日に行われ、レアルが6−0で勝利。ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが相手を粉砕するハットトリックを決めた。
■ヴィニシウスがハットトリック
すでに今季のリーグ優勝を決めているレアルが圧倒的な強さを見せつける。13分、インナーラップしたフェルラン・メンディが左サイドを抜け出すと、そのままペナルティエリア左まで持ち込みシュート。これがゴールに決まった。続く19分にはヴィニシウスの左からのクロスにカリム・ベンゼマがヘディング。これが決まり、レアルが追加点を記録した。
さらに33分、ペナルティエリア右で仕掛けたロドリゴ・ゴエスが右足アウトサイドでエリア右のルカ・モドリッチへ預ける。モドリッチは冷静にグラウンダーのパスを供給し、ロドリゴがダイレクトでゴールに突き刺した。
そして45分、ここからがヴィニシウスのゴールショーの始まりだった。モドリッチとのワンツーでペナルティエリア左を抜け出したヴィニシウスが右足でシュートを放ちゴール。モドリッチの絶妙パスが光った。さらに68分、ヴィニシウスのハイプレスで相手陣内でボールを奪うと、またもモドリッチが超絶妙なスルーパス。これを受けたベンゼマは華麗なドリブルで相手GKをかわし、ゴール前に横パス。これをヴィニシウスがゴールへ流し込んだ。
締めは83分。相手陣内でボールを奪い、ルカ・ヨビッチのパスに反応したヴィニシウスが冷静に決めて3点目を記録した。ヴィニシウスだけでなく、2アシストを記録したモドリッチやベンゼマなど、今のレアルは異次元の強さを見せている。果たしてレアルはリバプールとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で勝利を収め、優勝を果たすことができるだろうか。