■ネイマール中心か?
では、日本戦で想定されるブラジルのベストなスタメンとフォーメーションはどうだろうか。6月2日に韓国戦があるため、それによってメンバーが変わる可能性もあるが、南米予選やクラブでの状況などを考慮し、日本戦に臨んでほしいブラジルのスタメンを想定した。
ブラジルは4-2-3-1や4-3-3、さらには4-4-2を採用している。今回は4-2-3-1で想定。まず守護神にはGKアリソンだ。ブラジルにはエデルソンもおり、嬉しすぎる悩みの種となっている。どっちが出ても最高のパフォーマンスを披露してくれる。南米予選ではアリソンが7試合に出場。代表ではアリソンの序列が上と考えて良いだろう。また、南野とのリバプール対決も楽しみなところだ。
4バックを予想。右サイドバックには39歳の大ベテランで、復帰したバルセロナで活躍しているダニエウ・アウベスだ。衰えを知らない39歳DFは2021年の夏に開催された東京五輪にUー24ブラジル代表の一員としてオーバーエイジ枠(OA:東京五輪は24歳以上)で出場。全試合にフル出場を果たし、金メダル獲得に貢献した。CBにはマルキーニョスとエデル・ミリトンのコンビ。CBにはシウバもいるため、この辺のチョイスも注目だ。サイドバックにはユベントスのアレックス・サンドロだろう。
中盤はダブルボランチを予想。カゼミーロを想定すると、タイプの似ているファビーニョではなくフレッジが妥当だろう。レアルMFカゼミーロに日本の攻撃陣がどこまでできるか注目したい。2列目の3枚は超豪華。右サイドにロドリゴ・ゴエス、左サイドにヴィニシウスのレアルFWコンビ。特にヴィニシウスは今季絶好調。今季ここまで公式戦49試合に出場18得点19アシストを記録。ロドリゴとともにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出とラ・リーガ優勝に貢献している。
そしてトップ下にはネイマールだ。世界最高峰の男が日本と対峙。今季も怪我の影響で離脱していた時期もあったが、出場すれば得点に関与しPSGのリーグ制覇に貢献。日本のDF陣がどこまで抑えることができるか非常に注目だ。センターフォワードにはシティのFWガブリエウ・ジェズスだ。今季限りでの退団が噂されるが、コンスタントに活躍し現在プレミアリーグ首位のシティに欠かせない存在となっている。シュートセンスは抜群、ドリブル、抜け出しとFWに必要な要素を全て兼ね備えている。
その他にもリーズ・ユナイテッドのハフィーニャやエバートンのリシャルリソン、さらにはアストン・ビラのフィリペ・コウチーニョやリヨンのルーカス・パケタなどもいる。どのメンバーで日本戦に臨むのか注目となるだろう。