ポルトガルのジル・ヴィセンテに所属する22歳のMF藤本寛也が、1ゴール1アシストでチームの歴史的快挙に貢献した。ポルトガル1部第33節、ジル・ヴィセンテ対トンデラが現地時間5月8日に行われた。試合はホームのジル・ヴィセンテが3−0の勝利を収めた。
■藤本が大活躍
藤本はこの日、中盤3枚のインサイドハーフでスタメン出場。39分に相手が一人退場となり数的優位となったが、前半は0−0で折り返す。すると56分に藤本が魅せる。ペナルティエリア内に侵入した藤本が狭いスペースを見つけスルーパスを受けると、左足でシュート。これは相手に当たるも、ループシュートのような形となりボールはそのままゴールに吸い込まれた。
そして63分、またも藤本が魅せる。相手のゴールキックを奪ったジル・ヴィセンテはボールをつなぎ、藤本がセンターサークル付近でボールを受ける。そのままドリブルで相手陣内へ侵入すると、サムエウ・ジアス・リーノへスルーパスを供給。サムエウは右足でうまくボールを流し込んでゴールネットを揺らした。藤本が圧巻のスルーパスで追加点を演出した。
藤本は70分に交代となり、お役御免。76分にはまたもサムエウが追加点を奪い勝負あり。試合はこのまま終了し、ジル・ヴィセンテが3−0の快勝となった。勝利したジル・ヴィセンテは1試合を残して来季のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選圏内の5位を確定。クラブ史上初となる欧州カップ戦への出場権を得た。