マジョルカ「残留争いの大一番」で守備崩壊!久保建英の立場を悪くした「失点シーン」【マジョルカ対グラナダ(2)】の画像
グラナダ戦に出場した久保建英 写真:なかしまだいすけ/アフロ

【ラ・リーガ マジョルカvsグラナダ 2022年5月7日(日本時間21:00キックオフ)】

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 前半同様に立ち上がりからビハインドとなってしまったマジョルカは再びゴールを目指すが、プレスに出たマフェオが勢い余って転倒したり、グラナダのスアレスが全力でボールを追いかけて太もも裏を痛め交代することになってしまったり、と両チーム共に気持ちが先走る場面が増え、試合は全体の精度を欠いていった。

 するとアギーレ監督は53分にアブドン・プラッツをイ・ガンインにスイッチし、クオリティを取り戻そうと試みる。

 しかし55分、低い位置でボールを受けた久保建英が囲まれてしまいロストすると、グラナダのアントニオ・プエルタスがゴールを決めて1-3に。バランスを崩したチームの中で久保がイレギュラーな場所でボールをコントロールしなければならなくなった、という側面はあるものの、ボールを奪われた久保は主審の笛が鳴るとセルフジャッジして守備に復帰せず。ロストそのものよりも、奪われた直後に戦う姿勢を見せなかったことが失点に繋がった、という印象の悪い場面となってしまった。

 2点を追いかける展開となってしまったマジョルカは、センターバックのアントニオ・ライージョを前線に上げて早くもスクランブル体制をとる。

 幸運にも、その効果はすぐに表れた。58分、マフェオが右サイドを突き進んでクロスを上げると、押し込んだのはライージョ。

 2-3と1点差にしたマジョルカは再びライージョが最終ラインに戻り、前半の良かった時間帯の姿を取り戻そうとするが、一度歪んでしまったバランスは戻らなかった。

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