【ラ・リーガ分析】マジョルカのサッカー日本代表・久保建英「残留争い直接対決」でスタメン出場も苦い大敗「2−6」【マジョルカ対グラナダ】(1)の画像
グラナダ戦に出場した久保建英 写真:なかしまだいすけ/アフロ

【ラ・リーガ マジョルカvsグラナダ 2022年5月7日(日本時間21:00キックオフ)】

 勝ち点32のマジョルカ(16位)は、同31のグラナダ(18位※降格圏)との残留をかけた大一番を迎えた。

 ハビエル・アギーレ監督は、これまでのリスクを極力排除して0-0の時間を長くする戦い方ではなく、この試合で一気に残留に近づくために攻撃で勝ちに行く姿勢を示すメンバー起用を見せた。

 その中には、久保建英も含まれていた。

 アギーレ体制のリスク排除の象徴となっていた5バックを捨てて4バックとなったこの日のマジョルカにおいて、久保は守備時の並びとしては4-4-2の2列目右サイドであったものの、攻撃ではサイドバックのパブロ・マフェオが2列目の右サイドのように振る舞い、久保は流動的に中央や左サイドでもプレーに絡む様子を見せた。

 4分、久保がペナルティエリアの狭いところをワンツーで突破し、キーパーとの勝負を迎える。しかし、シュートは真正面に。絶好の決定機をものにすることができなかった。

 すると、それから間もない6分にグラナダがコーナーキックからゴール前の混戦をルイス・スアレスがねじ込み先制に成功。チャンスを決めきれないと逆にやられる、という展開となってしまった。

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