バルセロナ戦でも見せつけたサポーターの力

 フランクフルトは、準々決勝のバルセロナ戦、4月14日にバルセロナのホームであるカンプ・ノウで行われた一戦でバルセロナ相手に、鎌田が決勝ゴールをアシストし、3-2で勝利。

 この日の総入場者数8万人弱のうち、バルセロナ入りしたフランクフルトのサポーターは実に3万人を超えていたといい、試合後にフランクフルトのGKケビン・トラップは「まるでフランクフルトのようだった。感動的だった」とコメントするほど。

 勝利後のチームは20分以上にわたって、カンプ・ノウでフランクフルトのサポーターと勝利を喜びあった。

 このように、決勝進出に至るまで、フランクフルトにとってサポーターの力がどれほど大きかったかがわかるが、決勝の相手はスコットランドのレンジャーズに決まった。チームは1stレグでライプツィヒに敗れていたものの、2ndレグのホームでひっくり返して決勝進出となる。

 フランクフルトの鎌田はここまで5ゴールで、現在のヨーロッパリーグの得点王はレンジャーズのキャプテンで右サイドバックのジェームズ・タヴァーニエで得点数は7。決勝はマッチアップを含めて直接対決となる。

「最強」サポーターの後押しを受けて、長谷部と鎌田は、UEFAカップ時代にフェイエノールトの小野伸二が手にして以来の栄冠を手にすることができるか。

 注目の決勝は、18日(日本時間28時)にスペイン・セビージャで行われる。

 

■試合結果

フランクフルト 1-0 ウエストハム

※トータルスコア3-1でフランクフルトが決勝進出

■得点

26分 ラファエル・サントス・ボレ(フランクフルト)

PHOTO GALLERY フランクフルト対ウエストハム戦後のピッチにサポーターが乱入
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