【UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝2ndレグ レアル・マドリードvsマンチェスター・シティ 2022年5月4日(日本時間28:00キックオフ)】
6分と表示されたアディショナルタイムに入ると、シティはゴールキーパーのエデルソンがティボー・クルトワに直接渡る大きなキックで自分たちのゴールから少しでもボールを遠ざけるプレーを見せたのを筆頭に完全に守り切る態勢に。
しかし、サンチャゴ・ベルナベウが持つ謎の力はこの日も健在だった。ダニエル・カルバハルがクロスを入れると、マルコ・アセンシオの頭をかすめながらもロドリゴの頭にピタリと合い、わずか2分で2得点。レアルがトータルスコアで追いつき、延長戦に突入した。
一度守り切るモードになったシティに対し、いけいけムードのレアルは攻勢を強める。
93分、ロドリゴが右からグラウンダーのボールを入れると、先にボールに触ったベンゼマをルベン・ディアスが倒す形となってしまいPKの判定に。これをベンゼマが決めてとうとうレアルが逆転を果たした。
その後はシティがボールを持つものの、レアルが耐えて逃げ切り、決勝戦はリバプールとレアルの激突となった。
PSGにはベンゼマがハットトリックで大逆転、チェルシーには逆転を許しながらもロドリゴが同点ゴールを決めて延長でベンゼマがゴールし再逆転。そしてシティにも最後の最後で追いつき、延長で逆転。
レアルのアンチェロッティ監督は「勝つには運も必要」「この大会では奇妙なことが起こる」と言いつつ「これこそがこのクラブの素晴らしさなんだ」と逆転が実現する要素を語った。