柏レイソルに所属する21歳のFW森海渡がプロ初ゴールを含む2ゴールでチームの勝利に貢献した。2022明治安田生命J1リーグ第11節、サンフレッチェ広島対柏レイソルが5月3日に行われた。アウェイの柏が2−1の勝利を収めた。
■衝撃の2ゴール
ジュニオール・サントスのゴールで広島が13分に先制に成功するが、後半に柏が逆転する。同点ゴールが生まれたのは70分。椎橋慧也が縦パスを送ると、このボールを受けた細谷真大がワントラップからスルーパスを供給。このボールに反応した森が冷静にゴールに流し込んだ。
椎橋の縦パス、細谷のスルーパスも凄いが、森のフィニッシュが圧巻。ルーキーとは思えぬ落ち着きっぷりで見事ゴールを決めた。ドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを彷彿とさせるかのようなゴールだった。強いシュートではなく、コースにボールを流し込めばゴールは決まる。
森はプロ初ゴールでスタンドを沸かせたが、これでは終わらない。87分、小屋松知哉が前線でプレスをかけ奪うと、ボールは森のもとへ。森はペナルティエリア左に侵入すると、右足でシュートを決めた。ニアサイドをブチ抜く強烈なシュート。プロ初ゴールも圧巻だったが、このゴールも凄かった。森が衝撃の2ゴールで柏の逆転勝利に貢献した。
森は柏の下部組織に所属し、高校卒業後に筑波大学へ進学。2021年3月に3年生ながら、卒業前にプロ入りが決定。年代別の日本代表経験もある和製ハーランドは今後も活躍し、柏に貢献することができるだろうか。