【J1分析】「ユウキはハリー・ポッター」と大津祐樹の圧巻2ゴールを称賛した「J初先発」磐田のGKコシェレフがサポーターに捧げた「感謝」のワケ【ジュビロ磐田vs名古屋グランパス】(1)の画像
大津祐樹と勝利を喜ぶアレクセイ・コシェレフ ジュビロ磐田vs名古屋グランパス(20220428)撮影/原壮史
ジュビロ磐田vs名古屋グランパス 20220428

【明治安田J1リーグ 第10節 ジュビロ磐田vs名古屋グランパス 2022年4月28日 19:03キックオフ】


「ユウキには感謝しかない。まるでハリー・ポッターの魔法のようなプレーだったよ」

 途中出場で2ゴールを決めた大津祐樹の姿をそう評したのは、この日がリーグ戦では初先発となった磐田のゴールキーパー、アレクセイ・コシェレフだ。

 昨シーズン加入したものの、中々出場機会を得られなかった2メートルの大型ゴールキーパーは、取材陣からの質問が終わると、最後にこの言葉を自ら付け加えた。彼は気持ちをしっかりと伝えることを大切にしている。

 コシェレフの出身はモルドバだ。

 ウクライナの南西に位置し国境を接している同国は、難民を受け入れている。40万人を超えるウクライナ人がモルドバとの国境を越え、ルーマニアやドイツなどへ抜けていった人も多いが、10万人以上が国内に留まっている。政府は人道的に難民を受け入れ続けることを表明しているものの、1人あたりに1日30ユーロがかかるという資金面での負担によって国の財政状況は限界を迎えており、各国が支援に動いている。

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