三笘薫がベルギーリーグのプレーオフ(PO)初戦でゴールを決め、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)の勝利に貢献した。
ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)チャンピオンシップPO第1節、ユニオンSG対アンデルレヒトが現地時間4月24日に行われた。ホームのユニオンSGが3−1の勝利を収めた。
■三笘がらしさ全開のゴール
レギュラーシーズンで1位に立ち昇格初年度での優勝を目指すユニオンSGは、PO初戦でアンデルレヒトと対戦。三笘と町田浩樹がともにスタメン出場を果たした。
先制ゴールが生まれたのは試合開始2分。右からのグラウンダーのクロスにデニズ・ウンダフが合わせようとするが、うまくミートせず。しかし後ろから走り込んできたバルト・ニューコープがこぼれ球を押し込んだ。続く12分には、ユニオンSGが相手陣内でボールを奪いショートカウンター。最後はダンテ・バンゼイルが決めた。
いきなり2点を先行したユニオンSGだったが、ミスから失点し1点を返される。前半は2−1で終了すると、後半開始早々に三笘が追加点を奪う。
52分、右サイドからバンゼイルがグラウンダーのクロスを供給。ペナルティエリア内でボールを受けたウンダフが粘ると、最後は中へ折り返して三笘がダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。
三笘らしいゴールだった。スルスルッと相手の背後からボールに入っていき、見事ゴールを決めた。相手DFも一瞬何が起こったのか分からなかっただろう。いつの間にか三笘が前に入っていたのだ。相手の背後をとってからのボールに入っていくタイミング、判断、初速の速さなどさまざまな要素が詰まったシーンだった。三笘にとって今季公式戦7ゴール目となった。
その後スコアは動かず。3−1でユニオンSGが勝利。優勝に向けてPO初戦好発進となった。