ラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダ対バルセロナが現地時間4月21日に行われた。アウェイのバルサが1−0の勝利を収めた。冬の移籍市場でバルサに加入となった「新エース」のピエール=エメリク・オーバメヤンが奪った決勝ゴールとは。
■開始早々の先制弾
前節カディスにまさかの0−1敗戦を喫したバルサはフランクフルト戦から公式戦2連敗。逆転優勝へ向けて厳しい状況となってしまったが、この日はなんとか1点を守り切り勝利を収めた。
ゴールが生まれたのは前半11分。左サイドでのパス交換からジョルディ・アルバがクロスを供給。中央でガビが合わせようとするも、ボールはファーサイドのウスマン・デンベレのもとへ。デンベレは左足でファーサイドへ流し込むも、ボールは左ポスト直撃。こぼれ球を拾ったガビがファーサイドへクロスを供給すると、フェラン・トーレスが胸で絶妙トラップ。トーレスはシュートではなく中へ折り返すと、最後はオーバメヤンがヘディングで決めた。
ボールを素早い反応で拾ったガビはファーサイドへ超絶妙なクロスを供給。このクロスの精度は高く、ぴったりとトーレスに合った。そしてトーレスは完璧な胸トラップでコントロール。シュートを選択するのかと思いきや、角度がなかったこともあり折り返した。このパスも重ねて精密きわまりないもので、オーバメヤンは合わせるだけだった。17歳のカビから22歳のトーレスへ、そして最後は32歳のオーバメヤンが仕留める。若手とベテランが融合した瞬間だった。
これが決勝ゴールとなり、バルサが1−0の勝利で2位を死守。首位レアル・マドリードは33試合を消化して勝ち点78。バルサは32試合を消化して勝ち点63となっている。