■連敗中の東京Vは守備の整備が急務
6月23日と24日に行なわれる11節の残り9試合では、東京ヴェルディ対ジェフユナイテッド千葉に注目だ。
堀孝史監督が率いる東京Vは、9節のロアッソ熊本戦でシーズン初黒星を喫し、翌10節もレノファ山口FCに敗れた。通算成績は5勝3分2敗の勝点18で、首位の横浜FCには勝点8差をつけられている。J1昇格争いを演じていくためには、これ以上離されたくないだろう。
東京Vは2試合連続で3失点を喫している。山口戦の先制点はファインゴールと言っていいもので、67分の2失点目はFKの流れから、74分の3失点目はPKだった。オープンプレーで数多く崩されたわけではないが、守備の整備は必要だろう。
熊本戦まで4試合連続で先発していたCBノドカ・ボニフェイスを、2試合ぶりにスタメンへ戻すか。それとも、山口戦で5試合ぶりに先発したU-21日本代表の馬場晴也を、今節も起用するのか。あるいは、9試合連続スタメンで最終ライン中央を担う谷口栄斗も含めて、組合せを再考するのか。
山口戦の後半途中からは、アンカーの山本理仁を最終ラインへ下げ、より攻撃的な布陣を形成した。この試合ではこれまで途中出場が続いていたウイングのバスケス・バイロンが、移籍後初めてスタメンで起用された。また、攻撃に変化を加えられるMF井出遥也が、今シーズン初出場を果たしている。千葉戦では中盤から前線の顔触れにも、変化があるかもしれない。