■鎌田が決勝ゴールをアシスト

 鎌田は積極的にボールに絡み、自らゴールに迫るシーンもあり、また、自陣まで下がり攻守に貢献していた。すると67分、ペナルティエリア手前の中央でボールを拾った鎌田が浮き球を落ち着いて処理し、ペナルティエリア手前の左にいたコスティッチへ冷静にパスを供給。コスティッチはワントラップから左足でファーサイドでボールを蹴り込んだ。これがゴールに決まり、フランクフルトがリードを3点に広げた。

 冷静に浮き球を処理できる鎌田の落ち着きと技術が光った。そして、丁寧なパスを送られたコスティッチも、見事なコントロールからファーサイドに流し込んだ。

 だが、バルサもこれでは終わらない。後半アディショナルタイム(AT)の91分、ペナルティエリア手前でこぼれ球を拾ったセルヒオ・ブスケッツがダイレクトシュート。強烈なボールはゴールに突き刺さった。

 さらに、最後の最後、後半ATの99分にフランクフルトは長谷部誠を投入。その直後、後半ATの100分、エバン・ヌディカのファウルでバルサがPKを獲得。ヌディカは2枚目のイエローカードで退場処分となった。

 このPKをメンフィス・デパイが決めて1点差に迫ったものの、試合はこれで終了。フランクフルトが3−2の勝利を収め、2戦合計4−3で準決勝進出となった。

 準決勝の相手はウェストハム。日本時間の4月28日にファーストレグが行われる。

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