■旗手と前田がゴール
先制ゴールを決めたのは旗手だ。前半8分セルティックは左サイドに展開すると、グレッグ・テイラーがペナルティエリア左から旗手へマイナスのパス。これは相手DFにブロックされるも、こぼれ球を拾ったテイラーがスライディングで旗手へパス。
このボールが通り、旗手はトム・ロギッチへ優しく落とす。ロギッチは仕掛けるも、またも相手DFに阻まれる。しかしまたもテイラーが拾い、再び旗手へマイナスのパス。これを旗手が左足ダイレクトシュート。ボールはゴール右へ吸い込まれた。波状攻撃を繰り返し、ついに旗手がゴール。狙いすましたビューティフルゴールだった。
先制したセルティックは22分、前田へのスルーパスは相手にカットされるも、そのまま前田がプレス。相手のミスを誘い、ボールを拾ったギオルゴス・ギアクマキスがゴールを決めた。そして36分、ジョタが左サイドからクロスを供給。これにニアで前田が頭で合わせて追加点を奪った。
前半を3−0で折り返したセルティックは攻撃の手を緩めなかった。後半開始早々にペナルティエリア内に侵入した旗手が相手に後ろから倒されてPKを獲得。これをヨシプ・ユラノビッチが決めて4得点目。その後、セルティックは2点を追加。
そして74分に途中出場を果たした古橋がいきなり魅せる。古橋がセンターライン付近から前田へロングボールを供給。これに反応した前田が胸トラップ。このボールは大きく流れてしまうが、エリア右に走り込んできたリエル・アバダに渡りシュート。これがゴールに決まりセルティックが7点目を奪取。試合はこのまま終了し、セルティックが7−0の勝利を収めた。
セルティックはこれで勝ち点を82に伸ばした。1stステージ1位で、2ndステージは上位6チームが総当りで対戦するトップ6入り。1stステージの勝ち点がそのまま持ち越され、残り5試合で優勝を決めることになる。
なお、首位セルティックと1試合消化の少ない2位レンジャーズの勝ち点差は現在9。すでに優勝はこの2チームに絞られており、セルティックは優勝に向けてかなり有利な状況となっている。