4月8日に行われた、ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフ対ハンザ・ロストック。この試合で、日本代表MF田中碧が移籍後初ゴールを決めた。
■DFのブロックの「後から」シュート
24試合目のリーグ戦出場となった田中碧。
0-0で迎えた13分、左サイドからクロスが上がると、ボールはペナルティエリア中央に走り込んだ田中の下へ。
そのままダイレクトで打とうとするも、相手選手がスライディングでブロック体勢に入り、シュートは防がれるかに思われた。しかし、ここは田中の方が1枚上手。左足で踏み込んだ状態のままシュートのタイミングをわずかに遅らせて、相手が滑り終わってから冷静に流し込んだ。
この得点には、「判断力に優れた素晴らしいゴール」とファンも称賛。海外挑戦後、嬉しい初ゴールとなった。
なお、その後64分にアペルカンプ真大が2点目を奪うと、93分には田中のアシストからハリド・ナライがゴールを決めて、デュッセルドルフが3-0で勝利。4試合ぶりに勝ち星を挙げている。
代表と同じように、クラブでも中盤の一角に主力として君臨する田中。昨季は5位だったものの、現在リーグ12位に沈むデュッセルドルフを上位に押し上げることはできるだろうか。