■優良欧州助っ人の雰囲気は十分

 シャルクの出場時間は、公式にはわずか9分ということになるが、それでも示した存在感は十分だった。自分で縦に行くことも示したし、パス交換をしながら打開していくことも意識しているようだった。そして、味方には要求をしつつ、自ら積極的にプレーに関与していく。

 浦和レッズはここ3試合未勝利ではあるが、そうした均衡した場面でチームを動かすようなプレーぶりだった。キャスパー・ユンカー、アレクサンダー・ショルツ、ダヴィド・モーベルグといった優良選手に続くスーパー助っ人の雰囲気を感じさせた。

 浦和レッズはこの試合でいったん国内を離れ、ACLに舞台を移す。他国チームとの対戦の中で助っ人陣が融合すれば、Jリーグで白星街道を進むことができそうだ。

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