J1リーグ第6節 ヴィッセル神戸―京都サンガF.C.
4月2日(土)|16:00 ノエビアスタジアム神戸
京都サンガF.C.は、チョウ・キジェ監督の下、攻守に迫力あるサッカーを追い求めている。だが、今のヴィッセル神戸には、京都を上回るような気迫が満ちあふれているはずだ。
クラブは、三浦淳寛監督の辞任を発表した。リーグ戦7試合を終えて未勝利という状況に、指揮官が責任を取った格好だ。
今季のJリーグで初となる指揮官交代は、大いなるカンフル剤となる。選手たちには、これまで以上の責任感がのしかかっており、その重みを力に変える準備を進めていることだろう。
このショック療法を、この試合の勝利だけで終わらせては意味がない。神戸にとっては、新たな未来を切り拓く一線だ。
■ヴィッセル神戸
16位 勝ち点4 0勝4分3敗 3得点9失点 得失点差-6
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L△0-0 清水(A)
L●0-2 鹿島(H)
L△1-1 広島(A)
L●0-2 横浜FM(A)
L△0-0 福岡(H)
【通算対戦成績】
H 12試合・ 6勝3分 3敗
A 12試合・ 4勝0分 8敗
計 24試合・10勝3分11敗
【直近対戦成績】
2013年11月 3日 J2第39節 △0-0(H)
2013年 3月20日 J2第 4節 ●1-4(A)
2010年 9月11日 J2第22節 ●0-3(A)
2010年 3月 7日 J1第 1節 ○2-0(H)
2009年10月 3日 J1第28節 △1-1(H)
【今節のみどころ】
暫定監督としてリュイス氏が新たにチームを率いる。チームの仕切り直しとして、大事な一戦だ。
リュイス監督はFC今治でも指揮を執った経験がある。当時は、センターハーフを2枚置く4-4-2で戦うことが多かった。
今季の神戸のフォーメーションとは違うが、折衷案を取るとすれば4-2-3-1もアリか。リュイス監督は起用を明言していないが、大迫勇也が負傷から戻って先発する可能性もあるだろう。扇原貴宏と山口蛍はセレッソ大阪でコンビを組んでおり、中盤の底を任せられる。汰木康也もサイドアタッカーであり、右サイドの候補としては前節にベンチに入った井上潮音がいる。
チームの地力はある。それを活かすリュイス監督の采配に注目だ。