■DF陣の評価は?

吉田麻也 撮影/原壮史

 左サイドバックの長友佑都はC+となった。世代交代の声があがっているベテランSBはW杯出場決定後に涙を流した。35歳となった今、全盛期と比べると物足りなさがある。それでもオーストラリア戦のウォーミングアップ中では雨の中大きな声でチームを鼓舞。プレー以外の部分での存在感も大きい。これからのサバイバルレースで生き残れるだろうか。

 ベトナム戦でゴールを決めた吉田麻也はA-。オーストラリア戦でもチームを牽引し、見事W杯出場権獲得に貢献。ベトナム戦での失点はマークの確認が疎かになっていたのか、中山との間に入られゴールを決められてしまった。ベトナム戦で吉田とコンビを組んだ谷口彰悟はB+。前回シリーズでは圧巻のプレーで相手を0に抑えていただけに今回の1失点は悔しさが残るが、代表に定着してきたと言っていいだろう。

 右サイドバックの山根視来はB+。オーストラリア戦での先制ゴールのアシストは圧巻。川崎フロンターレホットラインでゴールまでつなげた。オーストラリア戦終了後に離脱した板倉滉はA評価だ。空中戦と対人の強さを見せてオーストラリアをシャットアウト。納得のA評価だ。

 そして中山雄太はB-。ベトナム戦では積極的な上がりからクロスを送るなど攻撃面でも光るものを見せていた。だが、長友からポジションを奪うにはまだ物足りない。次のシリーズでの活躍を期待したいところだ。

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(2)へ続く
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