■南野が示す自信

南野拓実 撮影/渡辺浩樹

 南野が会見で「オーストラリアを相手に日本がわりとW杯出場を決めてきた試合が多かったなっていうのを今思い返すとあります」と語ったように日本は過去2大会、オーストラリア戦(ともにホーム)でW杯本戦の出場権を獲得している。

 今回はアウェイではあるが、W杯出場がかかる大事な一戦。南野は「明日は非常に重要な一戦で、もし僕が(ゴールを)決めるようなことがあれば歴史に残るような一戦になる。このチームでそれを成し遂げることができればいいなと思います」と意気込んだ。

 日本はホームで行われたアジア最終予選の初戦オマーン代表戦でまさかの黒星。第3節のサウジアラビア代表戦でも敗戦を喫し窮地に立たされたが、5連勝もありグループB2位に浮上。苦戦を強いられてはいたが、ワールドカップ出場へ王手をかけた。

 南野はそのことについて「競り勝ってきたという自信もこのチームにはある」とコメント。その中で「最後に気持ちの強さが一番重要になってくる。決め切る場面とか、体を張った守備とか、一つの鍵になるんじゃないかなと思います」と南野は語った。その言葉どおり、ハートの強さを前面に出しW杯への切符を掴み取ってほしい。

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