いよいよ、ワールドカップ最終予選がフィナーレを迎えようとしている。日本代表は３月２４日にオーストラリア代表と、３月２９日にベトナム代表と、それぞれ対戦する。オーストラリアに勝てば１試合を残して予選突破が決まるが、その他の結果によってはプレーオフなど予選が続く可能性もある。命運を大きく左右するオーストラリア戦を前に、ベテランジャーナリストの大住良之と後藤健生が、徹底激論を交わした。
■メンバー招集で気になる点
――日本代表メンバーが発表されました。大きな変化はありませんでしたが、気になったことはありますか。
後藤「点を取るようになったのに、鎌田大地は呼ばれなかったね」
大住「鎌田は点の取り方も、良くなったよね」
後藤「最近の３試合でも素晴らしかったけど、呼ばなかったね。」
大住「堂安律も点を取っているから、呼ばないのはどうなのかな、というのはあった」
後藤「まあ、気になったのはそんなところかな。あとは予想通りかな」
後藤「あとは２７人呼んだという点だよね」
大住「これでも足りなくなるような気がするけど。もしかしたら、今週末のリーグ戦でケガ人が出たり、新型コロナウイルス陽性の反応が出る選手もいるかもしれない」
後藤「そういう場合のバックアップは、決めてはいるでしょうね」
大住「ただ、オーストラリアにバックアップとして迎えるのは、日本から行く選手だけだよね。誰かがケガをした時に、いきなりヨーロッパから呼ぶことはできない。その辺はどうなのかな。保険の保険、みたいな話だけどね」
後藤「鎌田や堂安に、準備しておけと言っているかもしれないよ」
大住「ただ、旗手怜央がいろいろなポジションをこなせるよ。インサイドハーフでも絶好調だし。サイドバックも、左右両方もできるし。旗手がいると結構、安心感があるのかな」
