サッカー日本代表“最大の正念場3・24豪州戦”の「出場当落」!久保建英の出場は「4-2-3-1のトップ下」と限定的か…遠藤航は「所属クラブで2試合連続ゴール」!「ワールドカップ最終予選オーストラリア戦目前」のキーマン選手(6)【中盤編】【図表】の画像
久保建英 撮影:渡辺浩樹
全ての写真を見る

 日本代表FIFAワールドカップカタール・アジア最終予選グループB第9節でオーストラリア代表(3月24日)、ベトナム代表(3月29日)と対戦する。オーストラリアとの試合は勝てば7大会連続のワールドカップ出場が決まる大一番。日本はアウェイでの一戦となるが、勝利してワールドカップへの出場を果たすことができるだろうか。
 今回は、前回の1月・2月シリーズの代表戦からここまでの日本代表の中盤選手の活躍ぶりを紹介する。※(5)は4名、(6)は3名の計7名の海外組

■久保の出場は4-2-3-1のトップ下と限定的か

久保建英 撮影:渡辺浩樹

久保建英

所属クラブ:マジョルカ(スペイン)

生年月日:2001年6月4日(20歳)

今季リーグ戦成績:18試合出場1得点1アシスト

 レアル・マドリードからマジョルカに武者修行中の久保建英。スペインのマドリード専門メディア『Defensa Central』によると、マドリードは外国人枠などの問題が解決する見込みのため、久保を来季の構想に入れようと考えているという。

 そんな白い巨人への復帰を目指す20歳は、約2か月に及ぶ負傷から復帰して以降、安定した活躍を披露。ラ・リーガ第16節ではアトレティコ・マドリード相手に劇的な決勝ゴールを挙げ、コパ・デル・レイのラウンド16・エスパニョール戦では鮮やかなFK弾を沈めた。

 しかし、クラブでは主力としてプレーする久保だが、現在の代表では中心選手にはなれていない。本人は4-2-3-1のトップ下を1番得意としているものの、チームは久保が負傷離脱していた間に4-3-3へシステム変更。

 久保は4-3-3において、IHとしては守備の強度がやや足らず、右WGでは伊東純也が覚醒しているため替えが効かず、「偽9番としてのCF」以外は得意ポジション・得意タスクにおいて定位置がない状況だ。最終予選の第7節中国戦では途中出場したが、投入と同時に日本は久保をトップ下に据えた4-2-3-1にフォーメーションを変えており、森保式4-3-3のなかではチーム・本人ともに活かしきれないということが読み取れた。

 それでも、その実力とコンディションを考えると招集されることは確実だろう。森保監督は、果たして今回の最終予選で久保をどの時間帯で、どのポジションで、どのような戦術で起用するだろうか。

PHOTO GALLERY 全ての写真を見る
  1. 1
  2. 2
  3. 3