■鎌田が決勝ゴール

 46分、ペナルティエリア手前の中央でボールを受けた鎌田は、ダイレクトでペナルティエリア右のアンスガー・クナウフへパス。クナウフはグラウンダーのパスを中央へ供給すると、イェスパー・リンドストロムがダイレクトで合わせる。このボールはボーフムDFエルハン・マショビッチが伸ばした足に当たり、ゴールに吸い込まれた。

 そして52分、先制ゴールに絡んだ鎌田が決勝ゴールを記録。左サイドをフィリップ・コスティッチが抜け出し、グラウンダーのクロスを供給。このボールはファーサイドまで流れるが、クナウフがボールを拾い折り返すと、リンドストロムが合わせたボールに鎌田がゴール前で超反応。ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。

 鎌田はスピードのあるボールに対して素早い反応を見せてダイレクトシュートを決めた。鎌田は左からのクロスに対して合わせようと、ゴール前まで走り込んで行ったが、ファーサイドにボールが流れるとポジションを取り直す。鎌田の抜群の嗅覚、ポジショニングセンスが光ったゴールシーンだった。

 鎌田はこのゴールで今季リーグ戦3ゴール目。フランクフルトの2連勝に貢献した。前回の代表戦は怪我もありメンバー外。その後復帰を果たし、好調を維持している鎌田だけに、日本代表復帰の可能性も十分ある。森保一監督の判断はいかにーー。

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